[殺していいのは呼吸だけ] 2019.12.14
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scenario(クリックで配布元へ)
結井ななきそ(左に右折)様/シナリオ集[死体はひとりひとつまで]収録
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player
KP:Kemel/NPC:狗巻賢護
PL:Ashu/PC:十時理玖
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date
2019.12.14(シナリオ内日時同日)
*
tool
どどんとふ(テキスト)
*シナリオのネタバレ要素を含むため、閲覧は自己責任でお願い致します*
来たる聖誕祭に向け、世間が色めき立つ今日この頃。
十時理玖は、私立九重探偵事務所の2階にある自室でくつろいでいた。
所長の九重理人は珍しく依頼が入ったのか外出中で、久々の(真の意味での)平穏な時間をどう過ごそうか…と考えていたところ、自身のスマートフォンに電話がかかってくる。
十時理玖(Ashu):
(真の意味での)
電話取ります
KPmel:
wwwwww
貴方が電話に出ると、聞き覚えのある元気な声が聞こえてきます。
狗巻賢護(Kemel):
「とときちゃん!おはよー!」
十時理玖(Ashu):
「おはよ。どしたん。なんか用?」
狗巻賢護(Kemel):
「ないよ!でもね、最近遊びに行ってないから元気かなって思って!」
十時理玖(Ashu):
「ん~。別にいつも通りだよ。あ、今日は珍しく理人に依頼も入ったみたいだし、普段より元気なくらい」
狗巻賢護(Kemel):
「そっか~!ぼくがいない間に体崩してたりしたらどうしよっかと思ったよ~!」
KPmel:
>>普段より元気なくらい<<
Ashu:
KP、理玖と狗巻くんって最近そんなに会っていないんですか>
KPmel:
いいところに気付きましたね、<アイデア>どうぞ
Ashu:
了解です~!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 5 → 決定的成功/スペシャル
KPmel:
wwwwwwwwwww
すごいwwwwww
Ashu:
幸先が良い……!!
KPmel:
出だしから飛ばすーーーーー!!!おめでとうございます!!!
Ashu:
わーーーーーい!!
ほんとに普段より元気だったみたいですね、これは
KPmel:
十時ちゃんは狗巻賢護と最後に会った日付を思い出せません。
記憶がもやもやっとしてます。
しかし「少し前にガトーショコラあげたり、新しいネコがやって来たのを見せてもらった記憶があるな…?」と思い当たるでしょう。
それが賢護の認識でも「最近」なのかは聞いてみないとわからないかもしれませんが
人にとっての「最近」の認識はそれぞれですからね!
Ashu:
了解です
KPmel:
(あ、クリティカル込みでの情報です)
Ashu:
(かしこまりました!)
十時理玖(Ashu):
「あたしがそんな簡単に体調崩したりすると思ってんの?そういう狗巻こそ元気?最近うちに来てない気が……あれ。最後に会ったのっていつだっけ?」
狗巻賢護(Kemel):
「そうだ、とときちゃん元気の子だった!」
「んー、……い……は…、………に……した…………」
KPmel:
ここで、徐々に通話にノイズが混じり
十時理玖(Ashu):
「あれ、狗巻?おーーーい。狗巻~?」
狗巻賢護(Kemel):
「――――」
KPmel:
通話が切れてしまいます。
不審に思い通話を終了し、顔を上げた十時ちゃん。
十時理玖(Ashu):
「あれ、Wi-Fi切れたかな」と言ってスマホの画面を確認したいです
KPmel:
はいはい!すぐ視線をスマホに戻します。
Ashu:
おっと、すみません。かぶりました。でも顔も上げるかと思います。
KPmel:
スマートフォンを確認すれば、アドレス帳やブックマーク、画像など、あるべきデータが何1つ入っていません。
そればかりか、たった今話していた狗巻賢護との通話履歴すらないのです。
現代人にとってスマホの異常はおそろしいもの。<SANチェック:0/1>をお願いします
十時理玖(Ashu):
CCB<=65 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=65) → 62 → 成功
KPmel:
お!よかった、減少なしです!
スマホの異常について調べるなら<電気修理>振れます
十時理玖(Ashu):
「はぁ!?あたしのデータどこ行った!?」
KPmel:
wwwwwwデータが…ない…!
Ashu:
びっくり差分作っとけばよかった……電気修理振ります
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) 電気修理
Cthulhu : (1D100<=70) → 66 → 成功
KPmel:
おお、ギリギリ成功…!
Ashu:
危ない危ない
KPmel:
ある程度機械に詳しい十時ちゃん。急に壊れるほど酷使しておらずもちろんデータを消した覚えもない。
もちろん物理的に壊れているわけでもなく、自分のスマートフォンにまったく異常がない事がわかります。
あ、電源消してみたり、SIMカードとか抜き差ししたりしてみたりするのかな…?
Ashu:
とりあえず再起動、カスタマーセンターに問い合わせようとかかしますね。あとウイルス感染疑って部屋のパソコンとかWi-Fiの様子とか確認すると思います。
KPmel:
はーい!
あなたはスマホを再起動しますが直る気配はなく、また、取扱説明書を引っ張り出しカスタマーセンターの番号を調べて電話をかけたところ、呼び出し音でも通話中の音でもなく、ノイズのような音が聞こえるばかり。
そして電波表示をよく見ると、Wi-Fiになってませんね。4Gとかそういう系です。
ひとまずスマホの様子がおかしい。追加で<SANチェック:1/1d2>ぐらいしておきましょう
Ashu:
はーい!
十時理玖(Ashu):
CCB<=65 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=65) → 77 → 失敗
1d2
Cthulhu : (1D2) → 1
KPmel:
最小限でよかった…!
では、パソコンを確認しに行くという感じでよろしいでしょうか。
その前に、簡単に部屋の描写をしましょう。
Ashu:
なるほど、4Gか……もしかして家自体の電気おちてたりします?
お願いしますー!
KPmel:
シークレットダイス
schoice[電気落ちてる,落ちてない]
Cthulhu : (SCHOICE[電気落ちてる,落ちてない]) → 落ちてない
Ashu:
シークレットこわいお……
KPmel:
昼間から電気のついた室内は、いつもと変わらぬ十時理玖の部屋だ。色々と家具を置いてしまっているため、元から狭い空間が更に狭くなっている。
しかしあの仔犬からの電話があってから、どこか違和感があるように感じるのは気のせいだろうか。
Ashu:
>>>あの仔犬<<<
KPmel:
(ここから家の中の違和感について調査ができますが、一つ一つ当たるのは途方もないので探索箇所を絞りました。それがマップ内の6箇所となります)
Ashu:
ふむ、了解です
マップには出ていませんが、窓の外の様子って確認できませんか?急な電波障害なら天気も疑うと思うんですよね
KPmel:
お、ではひとまず窓の外の確認→パソコンという感じでよいでしょうかね?
Ashu:
そんな感じでお願いしたいです~!
KPmel:
はーい!
窓は生やすもの!!!
(*マップに窓のアイコンを表示させる*)
(アイコン作っといてよかった)
Ashu:
窓が生えた!
けめるさんすてき。ありがとうございます!
*窓
見慣れた景色が広がっている。土曜日の昼という割には静かだ。
道を走る車の音、さえずる鳥の声、風の音……
何の音も聞こえない。
Ashu:
?!
KPmel:
更に、窓を開けようとしてもびくともしない。建付けが悪くなったような様子もない。
<機械修理>または<STR×2>で無理やりこじ開けようと試みることはできます。
(成功することを前提としてないやつ)
十時理玖(Ashu):
「は?なにこれ、どういうこと??」
Ashu:
(STR試したいです)
KPmel:
どぞどぞ!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(15*2) STR倍数
Cthulhu : (1D100<=30) → 96 → 致命的失敗
KPmel:
んっ!!!??wwwww
Ashu:
これは草
KPmel:
ふっふwwww
Ashu:
やっぱりっちゃんもファンブラーKOKONOEの血縁者でした
KPmel:
wwwwwww
ふぁんぶらーKOKONOEの血を継ぐとときちゃん…(顔覆い)
ではでは、十時ちゃんが不審に思って窓を開けようとしたところ。窓に何か…粘性の黒いものが飛来し、轟音と共に激突します。
それは瞬く間に窓を覆い……隙間から少し部屋へと侵入してきました。
部屋は暗闇に閉ざされてしまいます。電気がついているので夜かな?という感じになりました。
<SANチェック:1/1d3>どうぞ(ファンブル処理です)
Ashu:
その粘性の黒いもの絶対ろくでもないやつですね?????????
十時理玖(Ashu):
CCB<=64 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=64) → 37 → 成功
十時理玖(Ashu):
「うわっ!?」
KPmel:
ふふふ…!窓はその後びくともしない…触りたくもないと思うでしょうね。
(窓は探索項目に元々からないので全部アドリブでやってますが、玄関と似たような情報開示にしたので玄関調べる必要はなくなりました!)
Ashu:
窓から距離を取ってちょっと黒いものを観察してみます。それ以上何もなければパソコンお願いしたいです~
玄関にこんなわけわかんないのが付着してたらさらに依頼人来なくなっちゃう……
KPmel:
wwwwwwwww
黒いのを調べるなら<生物学><化学><クトゥルフ神話>あたりでしょうか。まあとときちゃん全て初期値ですが…
Ashu:
なんですって!?初期値もあるじゃないですか!
生物学振ります
十時理玖(Ashu):
CCB<=1 生物学
Cthulhu : (1D100<=1) → 51 → 失敗
KPmel:
wwwwwwwwwざんねん…50届かず!
Ashu:
10の位がなければッ……!!
KPmel:
wwwww
ちょっとねっとりしていて気持ち悪いな…と思った事でしょう!
ではでは、窓から目を離してパソコンへ向かうということで。
Ashu:
気持ち悪いからパソコンに行きます!
KPmel:
(電気ついててよかった……)
Ashu:
(ほんまや消えたらなんも見えんやん……)
*パソコン*
スリープモードになっていたようで、電源をつければ、開きっぱなしの動画投稿サイトの画面が映し出される。
自動再生された動画からはノイズ交じりのニュースが流れている。
「昨日―明、―――にお住いの――さんが山―で―を滑―――識不明――りました。
悪天候――り足を――らせ転落―――――られており、
―在も意―は戻っ―――い模様です、……―す。ご覧ください。」
直後、画面に大写しになったのは真っ赤な人間の死体である。規制がまったく入っていないその死体は関節を逆方向に曲げ、血だまりの中、静かに草木へ埋もれている。
KPmel:
不意に現れた、画面越しの目を疑うような光景に<SANチェック:0/1d3>です。
十時理玖(Ashu):
CCB<=63 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=63) → 6 → スペシャル
KPmel:
出目がいいwwwwwwよかった…
十時理玖(Ashu):
「うわ、ちゃんと規制かけなよこれ……」
KPmel:
死体に対して<アイデア>振れます
Ashu:
ぜんぜん平気でした(/・ω・)/
振ります!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 55 → 成功
KPmel:
お!よかった…
黄色いニットのセーターに黒いジャケットを羽織った金髪の女性。その死体は自分と非常によく似た格好だと思うことでしょう。
追加で<SANチェック:0/1>どうぞ!
十時理玖(Ashu):
CCB<=63 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=63) → 63 → 成功
KPmel:
イチタリタ!!!
十時理玖(Ashu):
「……世の中には自分によく似た人間が3人いるっていうし。他人でしょ、他人」
KPmel:
他人だといいですね…
さて、次の場所を調べる前にイベント挟みます
Ashu:
出目的にちょっと「うわ……」て思ってますかね
了解です
KPmel:
あなたは自分によく似たその死体を他人の空似だと言い聞かせることで、なんとか持ちこたえる。
動画が終了すると、パソコンは自動的に電源が落ちてしまい、以後どれだけアプローチをしても電源が再び付くことはなかった。
そんな中、あなたのスマートフォンにふたたび着信が入る。
取りますか?
十時理玖(Ashu):
「あれ、着信……?」とりあえず画面を確認します。誰からですか?
KPmel:
(そういえば十時ちゃん、狗巻賢護のことなんて電話帳に登録してますかね)
Ashu:
(普通にフルネームだと思います)
KPmel:
はーい!では着信画面には「狗巻賢護」と表示されています
Ashu:
でしたら取ります~
十時理玖(Ashu):
「……もしもし」
KPmel:
はいー!電話口からはやはり元気な声が聞こえてきます。
狗巻賢護(Kemel):
「とときちゃん!つながったー!」
「電話切れちゃってびっくりしちゃった!」
十時理玖(Ashu):
「ああ、ごめん。なんか電波の調子わるいみたいでさ」
狗巻賢護(Kemel):
「うーん!ぼくも場所移動してみたよ!これでちょっと良くなるといいなぁ」
Ashu:
電話の音声って、今クリアに聞こえていますか?
KPmel:
今のところはクリアに聞こえてますね!
狗巻賢護(Kemel):
「あ!そういえばこの前貸した本ね、近いうちに返してくれると嬉しいなーって」
Ashu:
本借りてるんです?
KPmel:
(差分をよく間違える)
<アイデア>どぞ(にっこり)
Ashu:
はい!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 71 → 失敗
Ashu:
出たなイチタリナイ……!!
KPmel:
今度はイチタリナイ…!
なんかぼやぼや~っと、そういえば何か借りてたような気がするな?となるでしょう
狗巻賢護(Kemel):
「専門的すぎて、とときちゃんにはむつかしいかなって……ぐろいし!」
十時理玖(Ashu):
「本なんて借りたっけな……」と呟きつつ、会話しながら本棚見に行けたりしますかね?
KPmel:
では、本棚に行こうとしたところで
十時理玖(Ashu):
「別にグロいのとかは平気だけどさ~。てか専門書?狗巻、何貸してくれたっけ?」
Ashu:
おっと何が起こるんだ……!?
狗巻賢護(Kemel):
「も………い……なの……――」
KPmel:
またもや通話が切れそうに。
すぐ画面を確認するならスマホに<目星>が振れます。
Ashu:
目星振ります~!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 12 → スペシャル
KPmel:
おおー!
Ashu:
いぇい!
KPmel:
あなたが本棚に向かおうとしたところ、またもや通話にノイズが混じり始める。
慌ててスマートフォン画面に映っていた『狗巻賢護』の名前が『莉皮堪縺上s』…つまりは文字化けしているではないか。
そしてそれを確認した途端、通話終了を告げる音がスピーカーから鳴り響いた。
当然、通話履歴には何も残っていません。
とくにSANチェックはないので、何か気になることがなければ宣言通り本棚を確認できます。
十時理玖(Ashu):
「……切れた。買い換えたばっかで寿命とかシャレになんないんだけど……」
KPmel:
買い換えたばかりだった!!!
Ashu:
本棚行きたいです。
KPmel:
了解です!
*本棚*
収められているのは見覚えのある本ばかりだ。
見覚えのある本ばかりのはず、だ。
KPmel:
<目星>が振れます。
Ashu:
振ります!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 23 → 成功
KPmel:
お!めでたい!
いつものラインナップの中に、どうしても見慣れない本があります。日本の伝承を記した民俗学の本のようです。
開くと以下の記述が目に入る……
Ashu:
専門書っぽいのが混ざってたりするのかな
―――――
*一声呼び(ひとこえよび)
山中には人を騙し食らう妖怪が棲んでいる。山中の妖怪が人に呼びかける時には一声しか声をかけないらしい。由来は定かでないが、同じ音を繰り返す言葉を発せられないようだ。例えば「もしもし」「やあやあ」「まあまあ」など。
このことから山を行きかう人々はお互いを呼ぶ際、一声のみで呼ぶことを禁じられている。
―――――
KPmel:
気になることがなければ本棚は以上です
Ashu:
お、なんか聞いたことがあるぞ……
KPmel:
ふっふふ……実在する伝承ではあります
今、調査済みなのは
窓(玄関)/パソコン/本棚
ですね
KPmel:
玄関は似たような情報出ますが、後々確認に行ってもいいですしいかなくてもいいですし。オマカセシマス
Ashu:
了解です。狗巻君から借りた本ってこの民間伝承の本ですかね?わかりますか?
KPmel:
ふむ、なんとな~くこの本じゃなさそうだな?と思うでしょうね!
(※先程のアイデア失敗を受けた情報)
Ashu:
ふむ、了解です
十時理玖(Ashu):
「借りた本ってこれじゃないよね~。ほんと、何借りたっけ……」と本を探してクローゼット行きたいです
KPmel:
はーい!クローゼットの情報をお渡ししましょう
Ashu:
お願いします~
何の変哲もないクローゼットだ。
扉を開けたその瞬間、ぐらりと脳が揺れ、頭の中に映像が流れ込んでくる。
クローゼットの中で何者かによって自分が包丁で切り刻まれ、あるいは摺りつぶされ、あるいは捻りちぎられている。
あなたは「やめて、やめて、」と叫びながら何者かに襲われている。
肉を削がれ血が流れ、臓器が破裂し、あなたが白目をむいて絶命するところで――たたらを踏んで意識が戻る。
……何の変哲もない、ただの暗くて狭いクローゼットだ。
KPmel:
<SANチェック:1/1d3+1>です!
Ashu:
ですよね~
十時理玖(Ashu):
CCB<=63 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=63) → 57 → 成功
十時理玖(Ashu):
「なに、今の……」
KPmel:
よかった…しかしじわじわ削れて行きますね
さてさて、クローゼットには<目星>ができます
Ashu:
じわじわ削り取られていく~
目星振ります!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 83 → 失敗
Ashu:
しかしわからなかった
KPmel:
んんっ!残念…
いつものクローゼットだな…という感じでした。
Ashu:
ん~、「奥の方に落としたりしてないかな」って感じで中をかき分けてガサゴソしてみても何もわからなそうですか?
KPmel:
そうですね、元々本を探す名目なので、がさがさしながら<目星>をしたことでしょう…
残念ながら見つかりませんでした。
さてさて、十時ちゃんが借りた本を探していると、また着信があります。
Ashu:
お、着信か。今度は誰でしょうか
KPmel:
今度も着信画面の表示は「狗巻賢護」となっていますね。
Ashu:
了解です。とりあえず電話に出たいです
KPmel:
はーい!
電話に出ると、やはり元気な声が聞こえてきます。
狗巻賢護(Kemel):
「やっぱり電波悪いのかなー?また切れちゃったね!」
十時理玖Ashu:
「そだね。ねえ、今狗巻どこにいんの?家?」
狗巻賢護(Kemel):
「おうちだよー!ご飯つくるお手伝いしてるの! とときちゃんも部屋いる?」
十時理玖(Ashu):
「うん。今自分の部屋。なんでこんなに電波悪いかなぁ……あ。さっきさ、借りた本の名前聞き取れなかったんだけどもっかい言ってくんない?今探してんだよねぇ」
狗巻賢護(Kemel):
「おうちなの!?たまには外でないと!閉じた狭いところはよくないよー! あ、そうだ!せっかくだし、よかったらうちに食べに来ない?」
「本……ねー……、…の…………」
KPmel:
またノイズが混じってきていますね。よく聞き取るなら<聞き耳>判定にしましょう
十時理玖(Ashu):
「いや、ちょこちょこ外には出てるけど……って狗巻~?」
Ashu:
聞き耳振ります
十時理玖(Ashu):
CCB<=(25) 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) → 44 → 失敗
Ashu:
え、初期値やん
KPmel:
初期値だから仕方ない…!
wwwwww
Ashu:
私のおバカ……!!
狗巻賢護(Kemel):
「……り…………――」
KPmel:
残念、耳を澄ませどノイズに阻まれて通話も切れてしまいました。
残りの探索箇所は
ベッド、1階の事務所のデスク、あと玄関は任意ですが、何となくこちらも調べたほうが良さげな気がしてきました。KPが言うのだから間違いない。
Ashu:
ふむふむ、了解です。その前にちょっと相談があるのですが良いでしょうか
KPmel:
ほい!
Ashu:
若干PLの考えが入っちゃってるんですが、何となく狗巻君に違和感があるんですよねぇ……狗巻君、「ねぇねぇ!」とかって話しかけてきそうなものなのに、今のところ一回も繰り返して言う言葉使ってないんですよね。さっきの本と合わせてちょっと気になってしまいまして。これ、十時理玖も同じようなこと考え着いたってことにできますか?
KPmel:
おっ!<アイデア>に成功すれば十時ちゃんも同じ考えを持ったことにしていいですよ!
Ashu:
疑い過ぎかなぁ……次にまた電話がかかってきたらどうにか繰り返し言葉をしゃべらせてみたいんですよね。まぁ、かかってくるかはわかんないんですけど。
ありがとうございます~!アイデア振らせていただきます!
KPmel:
PL疑心暗鬼になるのわかる…
はーい!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 1 → 決定的成功/スペシャル
KPmel:
wwwwwwwwwwwwww
Ashu:
ここでかーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!
KPmel:
めっちゃひらめいた!!!!!!!!
Ashu:
私とりっちゃんは一心同体!!!!!!!ズッ友!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
KPmel:
ええ、十時ちゃんは確信するでしょう。狗巻賢護の普段の様子とは少し違う…
いつもなら元気よく「もしもしとときちゃん!」と言うようなものを、今日の電話ではどうだ。
「もしもし」はおろか、呼びかける「ねぇねぇ」など……繰り返す言葉を発していないのだ。
電話の向こうはもしかして、本に書いてあった「一声呼び」なのでは……?
ああ、友人を疑うことになろうとは。<SANチェック:0/1d2>です。
Ashu:
これはひどい……初期値1%ので出てほしかった……
KPmel:
wwwwwww
Ashu:
しっかり思いついちゃったよ十時ちゃぁん……
十時理玖(Ashu):
CCB<=62 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=62) → 54 → 成功
KPmel:
へへ…減少はなしですね…!
Ashu:
わーい!!(白目)
KPmel:
わーい!(顔覆い)
Ashu:
まあよくわかんない状況に巻き込まれてますしね。疑心暗鬼になっても仕方あるまい……
KPmel:
ですね……
Ashu:
あ、このスマホアプリとか全部消えちゃってるんですよね。こっちから電話をかけるのは不可能だって認識で良いですか?
KPmel:
今初期化状態のような感じなので、最低限電話とか写真アルバムとかはある感じですが、まあ電話は最初のカスタマーセンターの通り繋がらないでしょうね。履歴はなにもなしです
Ashu:
あ、そっか。つながらないんでしたね。失礼しました。
KPmel:
いえいえ~
Ashu:
今思えば最初期から狗巻君と微妙に会話がかみ合ってないのも嫌な感じがしてきたぞ……
とりあえずベッド行ってみます
KPmel:
はーい!ベッドの情報お渡しします
*ベッド*
四つ足のベッド。下のスペースが広いため物置としても使えるが今は何も置いていない。触ってみるとシーツはひんやりとしている。
KPmel:
ベッドの場所を指定していただいて<目星>をお願いします。描写は変えますが、得られる情報は一緒です。
Ashu:
ふむ、ではベッドの裏面?天板?を頭突っ込んでのぞき込んでみたいです。
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 26 → 成功
KPmel:
お!出目が良い!では描写いたしますのでお待ちを~
Ashu:
了解です~
KPmel:
ふとあなたはベッドの下に違和感を感じる。
頭を突っ込んでみれば、途端にむせかえるような泥臭さと鉄のにおいが顔にまとわりつく。
天板はまるで闇が溶けたように黒々としており……
ふと耳元で、ぴちゃり と液体が弾けるような音がした。
天板からしみ出したそれは瞬く間にベッドの下に広がっていく。
それが明るみに出るより早く、あなたは直感的にそれが血だまりだと気付くだろう。
<SANチェック:0/1>です。
Ashu:
oh......
十時理玖(Ashu):
CCB<=62 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=62) → 2 → 決定的成功/スペシャル
KPmel:
wwwwwwwwwwww
チョウシガ イイデスネ!!!
Ashu:
だからなんで変なとこでクリティカルのりっちゃんはーーーーーー!!!!!グロいのは平気でしたーーーーーーーー!!
KPmel:
wwwwww
うちの卓では大体クリファン採用してるのに、残念ながらSAN減少0の時のクリティカルだけは無駄クリとなります!
グロ平気なとときちゃん!!たのもしい
さてさて、描写もう少し続きます。
十時理玖(Ashu):
「え、ちょっと!あたしのベッド!!」
Ashu:
無駄クリぃ……!!慌ててベッド下から抜け出して布団をめくりたいんですが
あ、了解です!
KPmel:
……まばたきをすると、血だまりはまるで初めからなかったかのように消え失せる。
そして天板に、今にも落ちそうな1枚の紙片が挟まっていることに気が付くだろう。
慌てて布団をめくっても、血とか黒々としたものとかもう何もないですね!いつものベッドです。
Ashu:
了解です~!紙を回収して確認したいです。
KPmel:
ベッドの下からなら何の問題もなく取れるでしょう!
紙片を見ると、殴り書きの文字でこう書かれていました。
「隠れないと 見えないところに 閉じた狭いところに」
KPmel:
文字に<アイデア>振れますよ!
Ashu:
振ります!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 31 → 成功
KPmel:
お!すばらしい
非常に焦り乱れてはいますが、確かに自分の筆跡であることに気付きます。
勿論このような文字を書いた覚えはありません。
確かに自分の筆跡で綴られた、焦燥感に駆られたような気味の悪い文章に…<SANチェック:0/1>です。
十時理玖(Ashu):
CCB<=62 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=62) → 65 → 失敗
KPmel:
ああっ
Ashu:
閉じた狭いところで殺されてた気がするんだよなぁ……
ホラーはエンターテイメントであって自分が体験するのは嫌というキャラ設定に忠実なダイス目をありがとう女神さま。許すまじ。
KPmel:
へへへ…
wwwwwwwwwww確かに忠実だ…
ベッドは以上です!あとは1階に降りることになりますね
Ashu:
ここの部屋に何もなさげでしたら下りますかねぇ。その前に窓を確認したいんですが、まだ黒いねちゃねちゃいます?
KPmel:
そうですね、この部屋にはもう調べるべきところはないですね!
ねちゃねちゃはいますね…なんかもう、初めから真っ暗闇だったんじゃ…ってぐらい、外出れば真っ暗闇の中に放りだされそうなくらいに真っ黒です。
Ashu:
うぇ……って思いながらそそくさと1階に降りていきます。
そしてまずは玄関を見たいですかね。
KPmel:
はーい!
画面越しのエンターテイメントだったはずのホラーを、まさか自分が体験するなんて。
あなたはげんなりとしながら階段を降り、玄関を確認しに行く。
*玄関*
いつもの事務所玄関だ。しかしドアスコープを覗いても真っ暗で何も見えない。
あなたの靴が1組だけ放り出されている。
KPmel:
事務所の玄関にありそうなものをご指定ください。そしたらこちらで技能を指定します。
Ashu:
自宅の玄関も兼ねているでしょうから、靴箱、傘立てなんかはあるんじゃないかなと思います。
KPmel:
ふむふむ!ではちょっと失礼して
シークレットダイス
schoice[傘立て,靴箱] に
Cthulhu : (SCHOICE[傘立て,靴箱]) → 傘立て
Ashu:
なんじゃろな~
KPmel:
では十時ちゃん、<幸運>どうぞ
十時理玖(Ashu):
CCB<=(65) 幸運
Cthulhu : (1D100<=65) → 35 → 成功
KPmel:
お!めでたい
Ashu:
良かった!
KPmel:
あなたはふと、傘立てに目を移す。そこに傘は1本もなく……代わりに、細長いものが詰まっていた。
無理矢理ちぎられたような断面。そこから覗く赤黒い肉片、そして滴る血。
茶色く変色しかけているそれは、人の腕だ。
元は細くしなやかだったのであろうその腕には、何かが握られている。しかしそれが何か認識するより前に、あなたは立ち眩み……
ふたたび注視すれば、そこには傘のない傘立てがあるのみだった。
<SANチェック:0/1d3>
十時理玖(Ashu):
CCB<=61 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=61) → 68 → 失敗
1d3
Cthulhu : (1D3) → 2
KPmel:
おあっそこそこ怖がってくれたぞ!アドリブ入れてみるもんだな
Ashu:
グロで外してしまった。流石に状況が状況なんで嫌だったんでしょうね……
KPmel:
ううっ…
Ashu:
玄関にはほかにはもう何もありませんかね?ドアって開けられそうですか?
KPmel:
ドアの確認よいですが、幸運の成功情報お渡ししてからにしましょう!
さてさて、傘立てはメッシュ状ですかね?まあそうでなくとも、十時ちゃんは何となく中を覗いてみるかもしれません。覗いてくださると嬉しいです。
Ashu:
いろいろと確認はしますよ!もちのろん傘立てを覗きもします!
KPmel:
はーい!では十時ちゃんは傘立ての底に、なんとスマートフォンを見つけます!
十時理玖(Ashu):
「あれ、スマホ……?」
Ashu:
誰のものかはわかりますか?
KPmel:
自分が持っているものとまるで見分けがつきません。
機種、カバー、ロック画面、待ち受け、傷があるならその傷の位置すらコピーのように同じものです。
十時理玖(Ashu):
「え、あたしのスマホ??なんでこんなところにもう一台あんのよ」
KPmel:
うっかりしてたらどっちがどっちかわからなくなりそうですね!
中も確認してみます?
Ashu:
拾った方、電波状況ごかアプリとかどうなってます?
確認します。もともと持ってたのは左ポケットに入れておきたいです。
KPmel:
はーい!
*傘立ての中のスマートフォン
電話帳やアプリ、通話履歴などから間違いなく自分のスマートフォンだということが分かる。
電波が非常に不安定で、アンテナもほとんど立っていない状況だ。
こちらからどこかへコンタクトをとるのは不可能だろう。
十時理玖(Ashu):
「こっちはアプリとかも残ってる……どういうこと……?」と呟きつつドアの確認ですかね。拾った方は右のポケットに入れておきたいです。
「外、出れたら電波ちゃんと入るかな」
KPmel:
どぞどぞ!まあ自分がわかればいいのです。
では扉の情報を。
Ashu:
はーい!
KPmel:
ドアの確認をしたあなたは、ドアノブに違和感を抱く。
玄関扉のはずだが、内鍵はおろか鍵穴すら見当たらないのだ。
試しに捻ってみるも、ただ虚しくガチャガチャと音がするだけだ。
どうやら『外から』鍵がかけられているようだ……
<SANチェック:0/1>です。尚、この扉に対し<鍵開け>はできません…
十時理玖(Ashu):
CCB<=59 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=59) → 16 → 成功
KPmel:
つよい!よかった…
玄関は以上です!
最後は1階事務所のデスクですね…
十時理玖(Ashu):
「なんで、外から鍵がかけられてんのさ」と困惑しつつデスク行きます!
KPmel:
はーい!
あなたは立て続けに起こる不思議な現象に困惑を隠せないまま、事務所の扉を開ける。所長…九重理人が戻っている様子はないようだ。
*デスク*
整理されていない所長のデスク。様々なものが煩雑に置かれている。
KPmel:
何処調べましょう。場所を指定してくださいな
十時理玖(Ashu):
「……ちったぁかたずけろよな……」
KPmel:
wwwww
Ashu:
デスクの上、引き出しの中身、パソコンなどがあればその中身も見たいです。
KPmel:
ふむふむ!
では十時ちゃんがデスクの上を確認しようとしたその時。
あなたは刺すような視線を感じ、反射的に顔を上げた。
壁一面に描かれた無数の「目」が、一斉にあなたを見つめている。
悲しむような、心配するような、焦るような、
憐むような、怒ったような、驚いたような、
観察するような、愉しそうな、冷ややかな、
睨め付けるような、呆れたような、
絶対零度の眼差しで。
まばたきをすれば、あなたの目はいつもの事務所の光景を映す。
刺すような視線を感じることもなく、ただ冷や汗が背中に一筋流れるのみであった。
<SANチェック:1/1d2>ですうふふ
Ashu:
絶対零度って理玖が理人に向けるやつじゃないですかヤダー
十時理玖(Ashu):
CCB<=59 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=59) → 26 → 成功
KPmel:
えへへ、盛り込んでみました(そもそもここの描写全部改変)
Ashu:
普段自分が人に向けているまなざしなので耐えました
KPmel:
じわじわけずれていきますね…不定まであと6か…
さすがに…ううっ
視線をデスクに戻せば、今までそこになかったはずの、ノートを乱雑に破ったようなメモの切れ端があります。
Ashu:
おっと不定の危機。リセットとかの処理ってどうなってますかね?
ノートの切れ端は見ます
KPmel:
全体通して1時間想定でやってます。ので当然ながら52になると不定となります。
メモには一言、「だまされるな」と殴り書きがされていました。
こちらも、ベッドで見つけた紙片と同じく自分の字だと気付けるでしょう…
Ashu:
なるほど、了解です。う~ん、電話向こうの狗巻君への不信感が上がりそうだ……
KPmel:
へへへ……机は以上ですね。他に調べてもまあ気になるところはないでしょう。パソコンはつきませんでした。
さてさて、全て見終わったわけですが、整理したいところや気になるところがなければイベントとなりますがどうでしょう
Ashu:
了解です。1階にも窓はありますかね?あれば近づいて拾った方のスマホの電波状況が改善されないか確認したいです。
KPmel:
1階の窓、あっても全て真っ黒ですね。部屋のと同じです。隙間から黒いのも染みてます。こわ
Ashu:
こわ。近づかんとこ。
KPmel:
wwwwww
電波状況は相変わらずというか、どこへ動かしても圏外ですね。
Ashu:
う~ん、2階の本棚の目星失敗が気になるんですよねぇ
できればリベンジしたいんですが、無理そうならばイベントに進んでもらっても大丈夫です。
KPmel:
(目星失敗したのはクローゼットですが、振り直しは厳しいですね)
Ashu:
(クローゼットだった……PLの記憶力ぅ……)
(了解です。時よ進め……!!)
KPmel:
wwwwwwww
はーい!では………
……部屋の中を見尽くした、その瞬間、呼び出し音が鳴る。
最初から自分が手にしていたスマートフォンからだ。
呼び出し画面を見れば、『莉皮堪縺上s』…文字化けした意味不明の文字列が表示されている。
電話に出ますか?
Ashu:
これ、前回狗巻君から着信があったときの文字化けと一緒ですよね。とりあえず出ます
十時理玖(Ashu):
無言ででます
KPmel:
はーい!
十時理玖(Ashu):
「……」
あ、できればで良いんですが、片手間に拾った方のスマホをサイレントモードに変更しておきたいです。
KPmel:
いいですよ!
あなたは通話ボタンを押し、相手からの反応を待つ。通話口からは、いつも通りの狗巻賢護の声がする。
狗巻賢護(Kemel):
「とときちゃん?せっかく料理してるのに肉がなくなっちゃって」
KPmel:
あなたが答えずとも、一方的に声は続く。
狗巻賢護(Kemel):
「電話に出たってことは、まだそこにいるんだよね?」
十時理玖(Ashu):
「……」まだ返事はしません。二階に移動しようとしたいです。
狗巻賢護:
「とときちゃん、待っててね。
――すぐ、いくから」
Ashu:
今は来なくていいよーーーーーーーーー!!!!!!!!!
KPmel:
と、電話は一方的に切れてしまいました。
さあさあ、2階に行こうとしたところでちょっと描写続きます。
Ashu:
了解です
KPmel:
本来ならここで声の違和感に気付けたか<アイデア>やるんですが、もう気付いてるというか1クリしたので、もうこれ狗巻賢護じゃないなと確信していただいて大丈夫です。
Ashu:
やっぱ違いますよねぇ……
1クリが無駄にならなくてよかったです。
KPmel:
wwwwwですね…!
もう一台のスマートフォンをサイレントモードにし、2階へ行こうとしたその時。
部屋の中にざわざわという木々の揺れる音が響き…
気付けば、自分が調べた場所以外の、壁や扉などはボロボロに朽ちていた。
この部屋はもはや九重探偵事務所などではない。どことも見知らぬ場所だったのだ。
KPmel:
『誰か』が来るまで時間の猶予はあまり残されていません。
考える時間はたっぷり取って大丈夫ですが……ひとつだけ、行動をとることができます。
どこへ行って何をするか、という感じですかね
Ashu:
なるほど。ぼろぼろってことは外にも出れそうなんですか?
KPmel:
外は真っ暗で、この先に行っても嫌な予感しかない感じになってますが……
外に続く窓とドアを調べているので、そこはしっかりとしていて開きそうにありません。
Ashu:
あぁ、外の様子はそのままなんですね、了解しました
KPmel:
ですね。外に出るなら壁壊すとか、隙間からいい感じに…となりますけど、果たして出て良いものやら
Ashu:
決めてきました~!
KPmel:
はい!!
Ashu:
二階のクローゼットの中に隠れたいです。道中、ベッドか二階のパソコン机のあたりにもともと持っていたスマホは置いて、サイレントモードにしてある方のスマホだけ所持しておきたいんですが可能でしょうか?
KPmel:
ふむふむ、りょうかいです。スマホも置いといたり持っていったりはできますよ!
Ashu:
では、上記の通りでお願いしたいです。
KPmel:
はーい!(そういえば背景変えるの忘れてたなという顔)
よいしょ
Ashu:
とんでもないことになってるー(白目)
KPmel:
九重探偵事務所は見る影もない!
十時理玖は拾った方のスマホだけを持ってクローゼットを開いて暗く閉じた狭い内部へ入り込む。
湿り気を纏った暗闇は、静かにあなたの体を包み込むだろう。
自分の心音と呼吸音だけがクローゼットの中でやけに大きく聞こえては、闇の中へと吸い込まれていく。
細かく続く呼吸は、自分が今確かに生きているのだということを自分自身へ言い聞かせるかのように、鼓膜を震わせる
……………………どれくらい、時間が経っただろうか。
ガチャリ、と鍵の開く音がした。
床をきしませて巨大なものを引きずるような粘着質な音が響き、『誰か』が近づいてくる。
「とときちゃん、どこにいるの?」
歪に響く声は、わんぱくで人懐っこい仔犬の声だ。
…いや、もはやこれは狗巻賢護の声などではない。
それは不愉快な金属音のような、沼の底のあぶくのような、甲高く魅力的な楽器のようないびつな音声であなたの名前を呼び続ける。
「早く出てきて?料理がさめちゃうよ」
声の隙間にノイズが走り、てけり、り、と甲高い異形の声。
恐ろしい気配に身がすくみ体を震わせて――ふと、暗闇へ光がさすように呼び出し音が響く。
あなたが持っていた、傘立てから見つけたスマートフォンのディスプレイが明るく光っている。
そこに表示されているのは『狗巻賢護』の名前だ。
数回端末から呼び出し音が鳴ったあと、自動的に通話が繋がり聞きなれた声が届く。
「もしもし? とときちゃん…とときちゃん?」
物音に気付いた『誰か』が扉を開けるより先に、あなたの意識はホワイトアウトする。
…………、……………………。
ふと目が覚めると、心配そうに潤んだ瞳と目が合う。狗巻賢護に顔を覗き込まれているようだ。
あたりを見回せば、白い天井に清潔感のある室内……と、どうやら病室らしいことがわかる。
狗巻賢護(Kemel):
「…とときちゃん!!よかったぁ…!」
十時理玖(Ashu):
「あ、れ……ここは……?」
狗巻賢護(Kemel):
「とときちゃん、呼んでも全然返事してくれないし、心配したんだよ~~~!!」
十時理玖(Ashu):
「ここ、病院?なんで……え、何が……」
KPmel:
狗巻賢護は安堵した表情を浮かべながら事の経緯を話す。
買い出しか、散歩か、はたまた調査の手伝いか。あなたがが山中を通りかかった際、転落事故に遭ったこと。
同時期に自分がたまたま電話をかけ、運よくスマートフォンの電波が繋がり、かすかに声が聞こえたことで早期発見されたこと。
十時理玖(Ashu):
「そんなことになってたんだ……」
狗巻賢護(Kemel):
「あのね、救助隊がとときちゃん発見した時、何か生き物が逃げていく音がしたって!もうちょっと遅かったら危なかったのかも…… でも、無事に帰ってきてくれて本当に良かったよ~~~~!」
KPmel:
(もしかしたら所長もお見舞いに来てたりして…(ちら))
九重理人(Ashu):
「おい!!理玖!!!」
(Ashu):
と慌てて従兄が来てくれるかもしれない
KPmel:
き、きたーーーーーーーー!!!!!!!!(大歓喜)
んあああああああああ(死)(うるさい)
ありがとうございます、ありがとうございます。ちなみに今日所長さんが依頼だったかは完全に思い込みでも現実でも大丈夫です。
本編中、十時ちゃんの記憶は混濁してたので……
九重理人(Ashu):
「お前、何死にかけて……!!あぁ、仔犬クンもきてくれたんだね。今回ばかりは君にもお礼を言わせてほしいかな。こいつの電話に気づいてくれてありがとう」
十時理玖(Ashu):
「理人、あんた、依頼があったんじゃ……」
狗巻賢護(Kemel):
「うん!とときちゃんが無事でほんとによかった~!」
Ashu:
「え、依頼?何の話?今日はこないだのお姉さんとごは……おっと何でもないとも。かわいい従妹が心配で急いで仕事を片付けてきたにきまってるだろ?」
KPmel:
>>お姉さんとごはん<<
>>依頼なんてなかった<<
十時理玖(Ashu):
「……ああ、そこだけは夢じゃなくてよかったのに……」
純粋に自分の生還を喜んでくれている狗巻君に癒されつつ、従兄には絶対零度のまなざしを向けていますかねw
KPmel:
wwwwwwwwww
狗巻賢護(Kemel):
「ねえねえとときちゃん、夢見たの?所長さんの夢?だいじょうぶ??」
十時理玖(Ashu):
「……まぁ、怪我してたからかな。ろくでもない夢を見てたような気がする……」とうなだれる
狗巻賢護(Kemel):
「そっかあ……」つられてしょんぼり
KPmel:
犬ころの精神分析51か…(不安)
九重理人(Ashu):
「じゃ、手続きとかはこっちで済ませとくから。仔犬クン、理玖のことはよろしく」といって九重理人は退場しますね
狗巻賢護(Kemel):
「はーい!所長さん、またねー!」手ぶんぶんして見送ります
Ashu:
九重理人にも出番を下さりありがとうございますw
KPmel:
いえいえ!こちらこそ突然の無茶ぶりに応えていただきありがとうございますー!!
十時理玖(Ashu):
(理人にも狗巻のいい子さの1/100でもありゃいいのに)
KPmel:
wwwwwwwwwwwww
さてさて、先に締めと、贈呈するものを贈呈しましょう。
Ashu:
はい~
KPmel:
何はともあれ、あのにじり寄る悪夢から解放されたのだ。
数日の検査入院後、あなたは無事に元の生活へと戻ることが出来るだろう。
***Scenario***
[殺していいのは呼吸だけ]
***Cast***
PC 十時理玖
PL Ashu
NPC 狗巻賢護
KP Kemel
***Ending Pattern***
A『殺していいのは呼吸だけ』
Thank you for playing!!
――Fin.
報酬・技能成長
KPmel:
*生還報酬*
SAN回復1d6
となります!!おつかれさまでした…!!
Ashu:
お疲れ様でした~~~!!!楽しかったです!!
とりあえずSAN値回復をば……
十時理玖(Ashu):
1d6
Cthulhu : (1D6) → 3
KPmel:
よかったです…!!!いやあ凄く描写改変してしまったので、色々ご説明させていただかないとですね…このあともう少しお時間いただいてよいでしょうか!
おっ…そこそこ…
Ashu:
私は大丈夫ですよ~!ネタバラシ聞きたいです!
後成長も振りとうございます……!!
KPmel:
*とときちゃんの技能成長チャンス!*
目星:3
電気修理:1
となっております。どうぞどうぞ
Ashu:
ありがとうございます~!
十時理玖(Ashu):
CCB<=(70) 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 58 → 成功
CCB<=(70) 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 87 → 失敗
1d10
Cthulhu : (1D10) → 4
CCB<=(70) 電気修理
Cthulhu : (1D100<=70) → 56 → 成功
KPmel:
あら~ しかし目星成長おめでとうございます!!
Ashu:
目星が成長しました~!やったぜ!
KPmel:
やったー!
Ashu:
ありがとうございます~!
改変箇所等
KPmel:
ではではネタ晴らしのお時間です!有料シナリオなので背景からざざっと貼っていきましょう
Ashu:
よろしくお願いします~!
KPmel:
(*背景送信*)
とときちゃんが話してたのはてけりりさんでした!
Ashu:
しょごたんだった!
莉皮堪縺上s(Kemel):
ちゃんと立ち絵あったよ!
Ashu:
あらかわいい!
KPmel:
スマホはクローゼットの目星に成功しなければ手に入らない代物だったんですが、私が今まで回した分だとそこでの目星失敗率が割と多いので、救済処置として玄関に移動させました
ま、その代わりSAN貰いましたけど!
Ashu:
おお、ありがたい……
代償なくして得られるものなどないのです
SAN値は犠牲となったのだ
KPmel:
へへ…
あと本来の探索箇所はマップに出したこの6つですね。
探偵事務所の内装に合わせて改変しました。
いろいろアイコン手書きで作っててよかった…(窓マジで用意しておいてよかった)
Ashu:
設定を拾ってくれる改変すごく嬉しいです( *´艸`)
手描き……!?
KPmel:
えへへ…!描写、ほとんど十時ちゃんの行動に合わせてやってたので割と色々違うことに…<
手描きです!ドットっぽくわかりやすいアイコンっぽい感じでちまちま描いてましたえへへ
Ashu:
おしゃれかつ分かりやすくて素敵です~!
シナリオにもともとあるやつかと思ってました。素敵……
KPmel:
あとは「机」もあります。本来は探索者の部屋想定なので、いつもは「机」としてます
へへへ…ありがとうございます…
用意したのこんなかんじです
(*手作りのアイコンをずらっと並べる*)
Ashu:
いやおしゃれ……
KPmel:
背景も勿論、アイコン置くために作りました
マップが書けない奴なので…凄くごまかした……
Ashu:
いろいろと準備ありがとうございます……!!
KPmel:
いえいえ~!準備から楽しかったですwww
Ashu:
私も、事務所どんなんがいいかな……って思ってマップ描こうとしたんですが、無理でした。
KPmel:
wwwww
あと描写の改変としては
窓は勿論元からそんな場所なかったので全部アドリブ、
パソコンは元の探索箇所「テレビ」から拾える情報を「動画」という形式に落とし込んで提供
本棚とクローゼット、あと玄関のドア部分だけは改変なし、
途中アイデアで一心同体1クリしたときは、クライマックス前で犬ころが犬ころじゃない!と気付く処理を先取りで提供しました。
Ashu:
あれは……驚きました……
KPmel:
wwwwwww
ベッドは元々ベッド下に血だまりが…という感じだったのを、天板と仰ってたので描写を強化してお送りしました
Ashu:
えぐさましまし最高でした
KPmel:
ありがとうございますwwww
玄関は元々ドアだけ調べればいい感じだったんですが、スマホ救済の件があったので調べる場所聞いちゃいました。
傘立てはもちろん即興アドリブです
Ashu:
いやあ、しかっりホラーしてて楽しかったです
KPmel:
よかった…!
デスクはもう全部改変しましたね!あそこの描写考えるの楽しかったです
本来は机の上にノートを破ったような紙片がある、というだけだったんですが。
Ashu:
いやあ、九重理人のダメさが出てて楽しかったですw
KPmel:
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
仕事なんてなかったし、机も片付けられてなかった…!
Ashu:
探偵業関連は十時理玖に割と丸投げしてますので。仕方ないね。
KPmel:
なんてこったwwwww仕事してください所長wwwww
今回は建物ほぼ全体が舞台だったので、なんとかして外に逃げ出すことを阻止しなきゃ…と思ったので、冒頭の窓の描写はただの真っ暗な描写でなく、何かやばいものが要因で真っ暗である、とした方が外に出ていく率下がるかな~と、窓を急遽探索箇所にカウントしてあんな描写にしてみました。
ああ、電話の処理ですが (*ギミック開示*)
アシュさんの推理大正解だったんですよね~~~~~
Ashu:
やった~~~~~~~!珍しくリアルアイデアが成功したぞ……!!
KPmel:
wwwwwwww
Ashu:
普段INT3なので。とってもうれしい
KPmel:
wwwwwwwwwあのときのアイデアのように1クリしたようでよかったですwww
Ashu:
へへ……
KPmel:
改変とネタバレはこんなもんですかね……ご質問あります?
Ashu:
今回、もともともってたスマホは最後に手放したんですが、おれ持ち続けてたら何かデメリットとかありましたかね?
KPmel:
いえ!とくにありませんでした。
まあ行き着くエンドによっては雰囲気の出るような描写を加えていたかもしれませんが。
Ashu:
サイレントモードにしてないし怪しいし隠れてるときに音なったら困るから捨てよ~~~!!という考えだったんですが。
あ、なかったんですね!まあ結果オーライだったので良かったです
KPmel:
wwwwwwwwwwwwそうなんですよねwww
今まで6回やってますが誰一人として元から持ってたスマホと一緒に隠れた人はいませんでした
Ashu:
もう明らかに怪しいですもんね。持ってたくないですwww
KPmel:
見つけたほうはサイレントモードにしてくださいましたが、まあ音鳴らないのにいきなり犬ころの声聞こえたらそれはそれで怖いだろうなと思って音鳴らしちゃいました
あ、ちなみにどちらも本物ではなかったので、サイレントモードだろうが音を出す処理ができました。
Ashu:
なるっほど、そんなギミックだったんですねぇ
KPmel:
へへへ…
Ashu:
私が聞きたかったのはこんなもんですかねぇ~
KPmel:
wwwww電気修理ファンブルしたら壊す→壊れない→SANcぐらいのことはやろうと思ってたんですが、まあやらなくなったので結果オーライ
は~い!
ではネタばらしも以上となります!
このログ公開しても大丈夫ですかね?
Ashu:
大丈夫です~!公開した暁にはぜひ読ませてください~!
私もログ保存させてもらっていいですか?
KPmel:
はい~!私のサイトに、今までのころきゅーのログもあるので、良ければお暇な時に、他の方がどんな結末を迎えたかご覧になってください~
もちろんです!保存の仕方わかりますか?
Ashu:
なんと!ぜひ拝見させていただきたいです~!
保存の仕方は大丈夫です!
KPmel:
は~い!他のセッションのログも、通過済みのものとかあればぜひ!
Ashu:
のんびり気長に待ってます~
KPmel:
えへ…がんばります
Ashu:
お、それはそれは……通過済みのものがあれば読ませていただきます!
KPmel:
ではあとは自由解散で!もしスクショ撮るなら、色々邪魔だったらアイコン動かしていただいてもよいですよ~
ぜひぜひ!
Ashu:
でしたら記念に一枚パシャっとさせていただきます~!
アイコンはネタバレになってもいけないので、ちょっとずらさせてもらいますね
KPmel:
はーい!
別枠で九重探偵事務所も再現してみました()
Ashu:
パシャっとさせていただきましたw
KPmel:
wwwwwwwわあい!
Ashu:
いやぁ、おしゃれなロゴまで考えてくださってありがとうございます……
KPmel:
いえいえ!
ころきゅーはいつも割と描写改変して遊ぶんですが、今までで一番即興入れました…
Ashu:
やだ……めちゃめちゃうれしい…………
KPmel:
えへへ……私も、楽しんでいただけてKP冥利に尽きます…
Ashu:
今日は本当にありがとうございました……!!狗巻君とも元気に再会できてよかったです
KPmel:
こちらこそです!!!!!!本当にありがとうございました~~~~!!
Ashu:
さてさて、私はそろそろお風呂に消えようかなぁと。
KPmel:
はい!長々とすみませんwwww
ではでは、もしよければまた遊んでくださると嬉しいです!
Ashu:
改めまして、今日はありがとうございました~!!とても楽しかってです!機会があればぜひまた遊んでやってくれると嬉しいです
KPmel:
こちらこそ、ありがとうございました~~~~!!!お疲れさまでした!